どこまで食べられる?
切り方をちょっと変えると、おいしく食べられるところが、もう少し増える。
えみ先生と、電子レンジでつくる「なすの煮びたし風」から、いつもの「もったいない」を探究します。
「ゆめつむキッチン」は、管理栄養士のこじまえみ先生と一緒につくる連載です。テーマは、料理を通じた「探究」。食育や環境問題、季節の食材、世界の食文化まで、キッチンは学びの入り口です。はじめて包丁を握るお子さんも、ぜひ大人と一緒に読んでみてください。
子どものころから料理やお菓子づくりが大好きで、「もっとおいしい料理と栄養を学びたい!」という気持ちから管理栄養士をめざしました。保育園での給食づくりや食育活動を経て、『 捨てないレシピ』を出版しました。
なすの頭には、かたい三角形の「ガク」がついています。ヘタごとまっすぐ切ると、ガクの下のやわらかい実まで捨てることがあります。
なすによって形はちがいます。まず見て、さわって、「ここからはやわらかそう」と予想してみましょう。いつもより少し多く食べられたら、それで十分 です。
※包丁を使うときは、おうちの人と一緒に。
こたえ:ナスニン。
なすのむらさき色の皮にふくまれるポリフェノール成分です。ナスニンは、酸化をおさえる「抗酸化作用」をもつ成分として研究されています。ナスニンという名前、なすからそのまま飛び出してきたみたいで、なんだかかわいいですよね。
白くて卵のような形のなすから、その名前がついたといわれています。
いくつか意味があるといわれています。
「秋なすがおいしいので、姑が嫁に食べさせなかった」という、おいしいものをひとりじめしたとする説と、「なすで体を冷やさないように」という気遣いの説があると農林水産省は紹介しています。
野菜のことわざには、栄養や食べ方・育て方など、昔の人の知恵がたくさんつまっています。ほかにどんなことわざがあるかな?
こたえ:ぜんぶ!
見た目や食べる部分はちがっても、植物の分類ではナス科の仲間です。ナス科の野菜は、ひとつの花の中におしべとめしべがあるなど、花のつくりにも似たところがあります。
ナス科の野菜はほかにもあるよ!ぜひ調べてみてね。
油をまとわせてレンジへ。だしをふくんだ、やわらかななすを火を使わずにつくります。
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なす 2本約180g。ヘタのまわりも使います
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ごま油大さじ1サラダ油でもOK
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めんつゆ 50ml2倍濃縮の場合。ほかの濃さの場合は表示で調整
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水 150mlめんつゆと合わせてだしにします
①なすはヘタの先端だけを1cmほど切り落とします。
②実にぴたっとついているガクを、手でやさしくはがします。
③残ったかたい部分は、鉛筆を削るように、なすを少しずつ回しながらそぎ落とします。
やわらかい実は残し、食べやすいくし切りにします。
耐熱容器になすを入れ、ごま油を全体になじませます。
ふんわりとラップをして、500Wで5分加熱します。加熱後にかたさを確認し、まだかたいときは、おうちの人が様子を見ながら30秒ずつ追加加熱してください。
めんつゆと水を加え、なすをひたします。少し置いて味をなじませたらできあがり。
油はサラダ油でもOK。めんつゆは商品によって濃さがちがうので、表示を見て調整してください。
Googleフォームが開きます。次回以降の連載で、写真やコメントを紹介することがあります。SNSでは #ゆめつむキッチン もお待ちしています。



皮・種・芯・ヘタ——いつも捨てていた部分を使ったレシピが190品 収録されています。「これも食べられたの?」という驚きが、食育や環境を考えるきっかけになる一冊です。

京都在住の取材・広報ライター、作家。新しい時代の自由な学びのコミュニティ「夢つむぐ学校」代表。趣味は朝抹茶、娘とXGの推し活、息子と銭湯めぐり。
著書『しあわせな家族時間のための「親子の書く習慣」』
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