6月は「対話を好きになる1ヶ月」というコミュニティテーマのもと、言葉や表現を通して人とつながる時間が数多く生まれました。
親子で一緒に“書く”ことに挑戦するワークショップ、描いたイラストを紹介し合うワークショップ、マンガからアニメ化されている作品の感想を語り合う会など──。
メンバー同士の“対話の入り口”に寄り添うような企画が多く開かれました。今回はそのなかでも、とくに参加者の反響が大きかった3つのイベントを中心に、6月の活動をふりかえります。
「夢つむぐ学校」の雰囲気が伝わればうれしいです!
さまざまな切り口で対話を楽しむイベントを開催しました
親子の書く習慣|一緒に「書いて」「話す」ことで見える自分の声

紙とペンを使って、決められたテーマで文章を書き、シェアしあう「書いて・話す」ワークショップ形式の時間です。
6月は、気が付けば2025年も半分が過ぎたということで、
「今年が終わるまでにやりたいこと」
「今年やろうと思っていたけど、まだできていないこと」
というテーマで、それぞれが10分間で書いた内容を発表しました。
参加メンバーからは、「忙しい毎日のなかで、後回しにしがちな“自分と向き合う時間”を確保できて、気分がスッキリした」との感想も。イベントを通じて、半年を振り返るいい機会になりました。
イラストワークショップ|絵を通じてつながる対話の時間

小学生以上を対象にした「イラストワークショップ」を開催しました。講師は、夢つむぐ学校メンバーであり、プロのイラストレーターとしても活動するあすみんさん。
3月に行われた第1回イラストワークショップが大好評だったことを受けて、第2回目を開催しました。
かわいいイラストの描き方や描くときの流れなど、子どもたちにもわかりやすくポイントをていねいに解説しながら、それぞれが自分のペースでお絵描きを楽しみました。
参加してくれたお子さんは
「描き方やコツなどがすごく分かりやすくて集中できました!」
「プロは下書きを描いてから、本番のイラストを描くことを知りました!じっくりお絵描きする時間が楽しかったです。」
と、嬉しい感想も。
また、親御さんからは、
「絵を描くことに自信をなくしていた娘が、たくさん褒めてもらってとても喜んでいました。“人と比べなくていい”という言葉にも励まされました。」
「参加された子どもたちがイキイキと描いて、自分の描いた絵を堂々とシェアできる雰囲気がよかったです。」
といった感想が寄せられました。
当日は親子での参加も多く、あすみんさんの「人と比べなくていい」「自分の表現を大切にしていい」というメッセージが場の空気をやさしく包み、子どもたちも楽しんで参加できる内容でした。
『チ。』の感想会|熱量高く語り合った夜
マンガからアニメ化で話題となった『チ。―地球の運動について―』の感想を語り合うオンラインイベントを開催。こちらはコミュニティメンバーが企画してくれたイベントです。
“信念”や“正しいとは何か”をテーマにした重厚な物語にふれながら「何かを信じて行動するとは、どういうことなのか?」といった問いが、会話のなかで自然と生まれました。
感想から生まれる対話が“自分を見つめ直す”きっかけとなるように感じます。過去に開催したコミュニティイベントのなかでも、とくに参加者が多く、作品の影響力の大きさもあらためて実感しました。
ひとつの作品が、世代や立場のちがう人同士の対話をつなげてくれる。物語を共有することの力を、あらためて感じた感想会となりました。
『あつ森』やAIラボも開催!6月のその他イベント一覧

6月はピックアップした3つのイベント以外にも、多様なテーマで交流の場が開かれました。
世代や興味関心のちがうメンバーが集まり、それぞれのスタイルで関わりながら“ゆるやかな対話”が生まれていたのが印象的です。
【開催された主なイベント】
・ゲーム『あつまれどうぶつの森』で遊ぶ会
Nintendo Switchの人気ゲームを使って、お互いの島を行き来しながら交流しました。小学生から大人まで、世代を超えて笑顔があふれる時間になりました。
・読書会
特定の本を読み合うのではなく、テーマに沿ってそれぞれが選んだ1冊を紹介し合うスタイル。読書の楽しみを共有しながら、自分とは異なる視点に出会える時間でした。
・教育トーク
「子どもの語彙力を上げるには?」をテーマに、参加者同士で意見交換を行いました。読書の大切さはもちろん、本を読むのが苦手な子どもへのアプローチ方法や、生成AIを活用した言葉遊びのアイデアなど、具体的で実践的な話題が盛り上がりました。
・お仕事インタビュー
子どもたちにさまざまな仕事について知ってもらいたいという思いで「お仕事インタビュー」の制作をスタート。今回は、小学校の先生として14年間子どもたちと向き合ってきた教員メンバーに、仕事の1日の流れや向いている人の特徴、やりがいなどをお聞きしました。
・AIデジタルラボ
生成AIをテーマにした基礎講座を開催。ChatGPTとGeminiの違いや使い分け方、効果的な指示の出し方を学ぶ時間となりました。メンバーからは「モデルによってこんなに性能が違うとは知らなかった」という声も。大人も子どもも、AIをうまく活用していくためのヒントが詰まった講座でした。
それぞれの場に共通していたのは、穏やかな雰囲気のなか対話し、交流する安心感。多様な入口から、“自分のペースで関われる対話”が根づいていることを感じた1ヶ月でした。
どんなコミュニティにしていく?運営チームのふりかえり
6月は、イラストワークショップをはじめ、さまざまなイベントを通じて子どもたちやメンバーの皆さんと関わることができ、とても充実した1ヶ月でした。
イラストワークショップでは、子どもたちが一生懸命、自分の描いたイラストを紹介してくれる姿がとても印象的で、運営としても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
「自分の好きなこと」で学びやつながりを感じられる場を、これからも大切に育てていきたいと思います。イベントで講師をしてくれたイラストレーターのあすみんにも心から感謝しています。
コミュニティとしては、まだまだ始まったばかり。定例イベントも「こうでなければいけない」ではなく、参加してくださる皆さんと一緒に、より心地よくフィットする形に進化させていきたいと思っています。
そんななかで、コミュニティメンバーが主体となってイベントを企画してくれたことは、本当にうれしい出来事でした。「やってみたい!」が叶う場所、チャレンジできる場所として、これからもメンバーの皆さんと一緒にコミュニティを育てていけたらと思っています。
国際交流も開催!7月のテーマは「世界にふれよう」

7月の夢つむぐ学校は、「世界にふれよう」をテーマに、さまざまなイベントを実施しています。海外にルーツを持つ方をゲストに迎えるイベント、世界の文化を知る交流会など、身近な日常から少し視野を広げるようなイベントも開催中です。
夢つむぐ学校は「夢を、もっと自由に。」をコンセプトに、大人も子どもも自分らしく挑戦し、学び、夢を育めるコミュニティ。決まった正解も、強制もありません。
気になるイベントがあれば、ぜひ気軽にご参加ください。初めての方も大歓迎です。「どんな雰囲気なのかな?」と覗いてみたい方も、お気軽にご連絡くださいね。
コミュニティへの参加はこちらから!
https://yumetsumugu.jp/community/
\8月のコミュニティカレンダーもできました!/
